「介護業界に興味があるんだけど、50代から転職できる?」
「介護職未経験で仕事を覚えるのが苦手だけど働ける?」
50代からの転職に不安を感じる人も多いでしょう。
50代未経験者でも介護職へチャレンジすることは可能です。実際、多くの介護職が60歳を超えても働き続けています。
そこで今回は、「50代未経験でも介護職への転職を成功させる方法」について解説します。
この記事を読むことで、50代未経験から介護職へ転職する際の注意点や、転職を成功させる方法について解説します。
目次
50代未経験でも介護職に転職できる

50代未経験でも問題なく介護職に転職できます。
「令和3年度 介護労働実態調査」によると、約7割弱の事業所で65歳以上の労働者を雇用しているようです。
介護関係の職種の中でも「介護職員」に65歳以上のスタッフがいる事業所が1番多いようです。
僕の職場でも50代で活躍するスタッフがいます。50代未経験でも問題なく働けると思ってよいでしょう。
50代未経験でも介護職で活躍できる4つの理由

介護現場は常に人手不足
介護現場は常に人手不足です。
高齢者の人口増加に対し、若者の労働力が減っています。外国人労働者の雇用も様々な障壁があるため、今後も深刻な人手不足が続くでしょう。
「令和3年度 介護労働実態調査」によると、63%の事業所で人手が不足しているデータが出ています。
未経験者でも活躍できる仕事
介護職の半数以上が未経験から働き始めています。
確かに専門的な知識が必要な仕事ですが、働きながら覚えることもできます。介護職で働く上で1番大切なことは「利用者に寄り添う気持ち」です。
「令和3年度 介護労働者の就業実態と就業意識調査」によると63.1%の人が前職の内容が「介護・福祉・医療以外の仕事」だったと回答しています。
人生経験を活かして働ける
20代のスタッフと50代のスタッフでは、得意なことが違います。
50代のスタッフは人生経験が豊富で、「高齢者の気持ちがよく分かる」という強みがあります。
対象者の人生と関わる仕事なので、人生経験の豊富さが生きる場面が多いでしょう。
10年以上働ける可能性が高い
「令和3年度 介護労働実態調査」によると、約7割弱の事業所で65歳以上の介護職員を雇用しているというデータが出されています。
裏を返せば、「65歳以上になっても雇用してもらえる事業所が7割弱ある」ということを示しています。
「元気でいる限り、長く働きたい」と思っているなら、介護職を選ぶと良いでしょう。
50代の介護職に求められること

50代未経験から介護職へ転職したい場合、以下の条件に当てはまると介護の現場で活躍できるでしょう。
- 健康面に問題がない
- コミュニケーションが得意
- 言われたことを素直に実行できる
介護の現場では、他スタッフとの連携が非常に重要です。50代未経験者でも、コミュニケーション能力に自信がある人は向いています。
常に明るく元気な人である必要はありませんが、報告・連絡・相談ができる素直で真面目な人も適性があるでしょう。
病気やケガなどで暗い話も多い介護の現場で、「あなたがいると雰囲気が明るくなる」と言われる人は重宝されます。
50代未経験から介護職になるときの注意点

50代未経験で介護職に転職することは可能ですが、決して楽な仕事ではありません。
介護の現場で以下の条件に当てはまると、働き続けることは難しいでしょう。
- 健康面に問題がある
- 報告・連絡・相談ができない
- 上司の指示を素直に聞けない
「健康面に問題があって頻繁に休む」「報告・連絡・相談ができない」などの問題があっては働けません。
未軽経験者からスタートなので、最初は先輩スタッフの指示を素直に聞くようにしましょう。
介護の現場は命の危険も伴う現場です。真面目に働かないと周囲に大変な迷惑がかかります。
50代未経験で仕事が覚えられない時は

未経験で介護職に転職すると、聞きなれない病気の名前や専門用語に苦戦する人も多いでしょう。
「仕事を覚えられる自信がない」という方は、以下の2点を意識して働くとよいでしょう。
- とにかくメモを取る
- わからないことはその場で質問
分からないことがあった時、絶対にわからないままにしてはいけません。
その場で質問するのが1番です。仮に質問できない場合には、すぐメモをとり、時間がある時に先輩へ質問しましょう。
50代から介護職を始める3つのメリット

人生の先輩と話ができる
50代は人生の転換期です。
30歳までに子供を産んだ女性の場合、50代になる頃には子供は親の手を離れたり、自分の親の介護が始まったり、と環境の変化に悩む方も多いでしょう。
そんな時に、人生の先輩である高齢者と話をすることで、悩みが解決する方もいらっしゃいます。
僕も利用者様からの言葉に救われた経験があります。
50歳からでもキャリアアップできる
介護職として3年以上働くと、介護福祉士の受験要件を満たせます。
介護福祉士の資格を取得することで、資格手当がつくようになり転職でも有利になります。
50歳からでも新しいキャリアを作っていけるので、新しいことにチャレンジしたい人にはオススメです。
長く働ける
前述した通り、介護施設のうち約7割弱の施設で65歳以上のスタッフを雇用しています。
50代からでも長く働ける職場がたくさんあります。
長く働けることも、介護職に転職する魅力の一つです。
50代から転職して、昇給の機会もあり、長く働ける仕事は、介護職の他には少ないでしょう。
50代未経験から転職を成功させるコツ

まずは転職サイトを利用して未経験者でも働ける職場を探しましょう!
転職サイトを利用するメリットとして、以下の7つが挙げられます。
- 転職の不安を相談できる
- 素早く転職活動できる
- 忙しくても勝手に良い職場を探してくる
- 書類作成や面接の方法など教えてもらえる
- ハローワークにない求人も見つけられる
- 条件交渉や調整もしてくれる
- ほぼ全てのサービスを無料で利用できる
未経験の状態で転職活動をした場合、介護業界内での賃金の相場や業界人しか知らない暗黙のルールなど、裏事情を知ることはできません。
事前情報なしで転職すると、転職後に後悔する可能性もあります。
会員登録は無料なので、複数社の転職サイトに登録して求人を探してみると良いでしょう。
50代未経験からでも楽しい仕事
今回は「50代未経験でも介護職へ転職できるのか」について解説しました。
結論として「50代未経験でも、問題なく転職できる」ということをお伝えしました。しかし、年齢的な問題で仕事を覚えられなかったり、人間関係で悩んだり、と不安になることもあるでしょう。
そんな時は転職サイトの利用をおすすめします。転職エージェントがあなたの悩みに応えつつ、理想の職場を紹介してくれます。ぜひご利用ください。